「ドラえもん」は人類の希望である。
夢のような道具が満載のポケットを駆使して、のび太や仲間たちを助けるスーパーロボットである。
子供から大人まで幅広く人気のあるドラえもんだが、よく話題になるテーマがある。
「1つだけドラえもんの道具が手に入るなら何がいいか」
この話題は鉄板である。宝くじが1等当たったらどうするかという話題と同じくらい鉄板だ。
小学生の頃はみんな純粋なので「タケコプター」で空を飛びたいなんていう意見が多い。
中高生になるとマセてくるので、「タイムマシン」で自分に好都合な歴史にするなどと独裁的な意見も出てくる。
大学生は金儲けに目がいくのか、「スモールライト」を使って運送業をやるとか、「どこでもドア」を使って旅行代理店をやるとか、なんとなく現実的な意見が多いようだ。
そして1番の定番の答えは「4次元ポケット」が欲しいという意見。
知っている人も多いと思うが、ドラえもんの4次元ポケットは取り外し可能である。
ならポケットを1つの道具とみなして、他の道具も丸ごと手中に収めるという意見だ。
だがこれはあまりにつまらない答えなので、この話題になった時に言うのは控えた方が良いだろう。
私はやはり「どこでもドア」を家の玄関のドアに設置したいところだ。
子供の頃に読んだドラえもんは、便利な道具でのび太を助けるという印象だけが強かった。
だが実は今、ドラえもんが作中で発言している多くの言葉が大人たち、特にビジネスマンや起業家への格言として人気が高い。
これは野球が下手なのび太に言ったセリフだが、「スター選手」という部分を「ビジネスリーダー」に置き換えると自分が言われている気がする。
下手なのは集客なのか販売なのか、心にものすごく響くセリフである。
これもまさにビジネスの世界に言えることである。
集客が欲しい、売上が欲しいと思うなら、それなりの努力をしないといけないのだ。
何でも楽して儲からないという戒めだ。
個人的にはこれが1番心にグサリと刺さるセリフだ。
自分でがんばっていると思っている間は、実はがんばっていないのだ。
本当にがんばっている状態というのは、無意識で一心不乱にフロー状態になっていないとダメなのだ。
「今日は結構がんばったな〜」と満足しているうちは、まだまだザコだということだ。
22世紀ではポンコツロボットのドラえもんだが、現代社会においてはスーパーロボット、言うことが違う。
ドラえもんは起業家に刺さる名言が数多くあるので、またの機会にも紹介したい。
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