「サザエさん」に出てくる典型的なサラリーマン像として「マスオさん」がいる。

早速の余談だが、マスオさん28歳、サザエさん23歳という設定だそうだ。

年齢の割に、老け過ぎてやしないか?

 

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会社で係長、家は2世帯住宅で、基本的にはサザエさんの尻に敷かれた感じに描かれている。

最近は晩婚が増えて30歳でも独身というのが当たり前だが、昔で言えば28歳で結婚してて子供が1人(タラちゃん)いるのは極めて王道、大卒ストレートで就職して社会人7年目の中堅社員というのも王道と言える。

同僚のアナゴさんと会社帰りに一杯やって、趣味のゴルフや麻雀も基本的にはビジネス付き合いの延長と見え、これまた王道の生活を送っている。

マスオさんはこの人生が楽しいようなので別にいいのだが、大学生で就職を意識し始めた時に私はテレビでマスオさんを見て、

「この生活以外に社会人の生活はないのだろうか?」

と思ったことがある。

日本で社会人といえばサラリーマン。

スーツを着て満員電車に揺られ、会社の同僚と飲みに行き上司の愚痴をこぼす。

休みの日は家でゴロゴロするか、奥さんや子供にせがまれ家族サービス。

たまに接待ゴルフに行き「部長!ナイスショット!」と叫ぶ。

これが社会人になることだと思っていた。

 

現在の私は、全くと言っていいほどこういう生活はしていない。

もちろん数年前までは、これと似たような生活を送っていた。

だが、起業して自分でビジネスを始めてからは全てが変わった。

好きな服で仕事をし、通勤はなし。基本1人なのでウザい上司もいない。

ビジネス仲間と飲みに行っても、誰かの愚痴を言うこともなくビジネス話に花が咲くばかり。

休日は自分で仕事の調整さえすればいつでも取れるし、奥さんの都合に合わす事も簡単にできるので、家族サービスをせがまれる事もない。

「接待ゴルフも仕事だ!」という訳のわからん習慣もゼロで、非常に自分の時間が濃密である。

(**接待ゴルフに時間とお金を注いで会社での出世を考えている人は、とても悲しい事だと思うので私はやめた方がいいと思うが、本人が良ければ別にいいので強制はしない)

 

もし自分が現在、この「マスオ状態」に近い生活を送っていて、それが満足できていないなら、さっさと会社を退職してビジネスを始めるべきだと思う。

当然、マスオ状態で満足しているならそれでいい。

サラリーマンにもメリットはたくさんある。

だが、起業を経験した私が1つ確実に言えることがある。

それは、サラリーマンのメリットの1000倍以上に楽しい人生が起業家には待っているということだ。