「チリつも」という言葉があるそうだ。
もちろん元の言葉は「チリも積もれば、、、」である。

 

だが、日常でチリが積もって山になる状態を見たことがあるだろうか。
ちなみに私はない。

 

ゴミが積もって山になってるのは見たことがあるが。

 

日常でチリのように小さいものが、
溜まりに溜まって山のようになる代表的なもの。

 

それは「時間」である。

 

例えば電車で使うICカード。
関東では「Suica」、関西では「ICOCA」が主流であるが、
これに現金をチャージする時、いくらずつしているだろうか?

 

普段からよく電車に乗っており、ICカードをよく使う。
なのに毎回1,000円ずつチャージしている人がいる。
1,000円なんてすぐになくなるので、またチャージする。
こうして頻繁に「1,000円チャージ」を繰り返す人がいる。
(私はこういう人を勝手に1,000円チャージャーと呼んでいる)

 

ある日、知り合いの1,000円チャージャーにこう言った。

 

「毎回チャージするの面倒でしょ?

とりあえず、10,000円チャージしたらどうですか?」

 

そしたらこう返された。

「大金入れてるとカード落とした時、悲惨でしょ!」

 

この返事を聞いて率直に

「カードなんてそうそう落とさないけどね」

と思ったが、まぁチャージ金額は人の好みなので黙っておいた。

 

しかし「時間」は完全に損をしている。

 

例えばチャージ1回に1分かかるとする。
実際はもっと短い時間でできると思うが、
チャージマシンの前に向かう時間と、
そこから戻ってくる時間も入れれば、
概ね1分は要するだろう。

 

単純に60回チャージすれば、1時間。
600回チャージすれば、10時間。
1440回チャージすれば、24時間で1日だ。

 

まさに「チリつも」と言えるだろう。

 

ICカードをよく使う人が、
死ぬまでの間に何度チャージするかは想像もつかない。

 

だが、少額を何度も何度もチャージするのは、
はっきり言って時間のムダだ。

 

どうせ近い将来入れる予定の金額であれば、
先に入れておいた方が断然いいのだ。

 

後はカードを落とさないように気をつければいいだけだ。
カードを落とす前提で話をしてくる人がいるが、
そういう人に限って落とした経験なんてないのだ。

 

それならば日々のチリのような時間もムダにしないよう、
節約していくことが重要ではないだろうか。

 

ちなみに私は現在3万チャージャーだが、
稼ぎを増やして10万チャージャーになるのが目標である。