「いい学校を出て、いい会社に入りなさい」

誰もが一度は親に言われたセリフだろう。

 

私も子供の頃からよく聞かされていた。
いい学校へ行き、いい会社へ就職する。
特に団塊の世代の人は、この言葉が大好きだ。

 

だが、果たしてそうなのか。

 

まず「いい学校」って言うのは何なのか?
一般的には学力が高い学校の事を指すのだろうが、
学力が高い学校へ入学できても、学校生活が楽しくなければ、
いい学校と言えるだろうか。
先生が怖い、友達ができない、いじめがある、、、
そんな学校は学力に関係なく「いい学校」とは言えない。

 

「いい会社」というのも学校と同じだ。
世間的には知名度があり、給料が高い会社のことだが、
人間関係が悪く激務で、ストレスばかりの会社が、
いい会社と言えるだろうか。

 

そんな学校や会社は、はっきり言ってクソ以下だ。

 

人生をかけてエリートサラリーマン街道を進むのであれば、
中身はどうあれ一般的に「いい学校」「いい会社」
と呼ばれるコースを進めばいいだろう。

 

だが、私はそんなコースで人生を過ごしたくない人である。

 

学校は学力は低かったが、学校の雰囲気も良く、
友達がたくさんできた。
会社は給料が安かったが、上司や先輩もいい人が多く、
自分のやりたい仕事ができた。
自分にとっては「いい学校」と「いい会社」だった。

 

「学力が低い=悪い学校」

「給料が安い=悪い会社」

 

という図式が成り立つ人もいるだろう。
だが、それはその人の考え方だ。
その人の考えに同調する必要はないのだ。
自分がいいと思えば、それでいいのだ。

 

人はどうしても「世間の目」が気になる。
だが、世間体ばかりを気にして、言いたい事も言わず、
やりたい事もやらずして何が楽しいのだろうか。
いいか悪いかは自分で決めよう。
他人にどう言われようとも、どう思われようとも、
自分の人生なのだから、自分で全て決めればいいのだ。

 

何より大事なのは、
毎日楽しく過ごせているかどうか、それだけだ。