先日は売上と利益の事を書いたが、
この時期なのでお金絡みでもう少し。
「この時期って、何の時期?」
そう思った人は、恐らくサラリーマン。
サラリーマンであれば、関係するのが、
年末調整。
年末になると会社から薄っぺらの紙を渡され、
名前を書いて捺印する。
裏には保険の支払額などが書かれた用紙を、
ペタペタ貼って会社に提出。
「年末調整?あー聞いたことある」
「でもイマイチ良くわかってない」
意味もわからず毎年やっている人も多いだろうが、
あれが年末調整だ。
1年働いた収入から国に税金として納める金額を、
細かく調整して算出するのだ。
会社員だと自動的に年末調整が行われるのだが、
個人事業やフリーランスなど雇用されていない人は、
自力で税金を計算し、国に納めなければならない。
それが「確定申告」と呼ばれるものだ。
「確定申告?あー聞いたことあるけど、
自分ではやったことがないなぁ。
どうすればいいか、よくわからんし」
そんな事を余裕こいて言っているフリーランスは、
大至急、税務署へ駆け込んだ方がいいだろう。
「フリーでどれだけ稼いでるかなんて、
税務署は把握してないでしょ」
今の世の中は情報社会だ。
あなたの稼いだお金がどこで発生して、
どこから振り込まれているかなどは、
完全に把握されている。
そこそこ年収があるのに、一切申告もせず、
税金を納めていないことが税務署にバレると、
「脱税」となり罰せられるのだ。
売上によっては、とんでもない額の罰金と追加税が
搾取されるので、注意が必要だ。
確定申告の細かいやり方などは、
ネットで調べれば山ほど出てくるので割愛するが、
今はパソコンで自宅で作成することができる。
作成した書類は自分の住んでいる地域の管轄税務署へ提出。
提出期間は2/16〜3/15あたりの1ヶ月間だ。
個人事業主やフリーランスの人が確定申告するに際し、
非常に重要になるのが「領収書」だ。
手書きの領収書がなくても、「レシート」があればOKらしい。
仕事のために使ったお金は、「経費」として計算できるので、
売上から差し引いて純粋な「利益」の金額を算出する。
その時の経費の金額証明になるのがレシートである。
税金はこの「利益」の何%分かに相当するので、
売上が高くても、利益が低ければ、税金も安く済む。
経費として使ったお金をしっかり計上して、
漏れがないように管理して節税するのである。
こういう税金のことは税理士などに聞けばよく分かるが、
1回の相談でも3〜4万円は取られるので、
自力でネットで調べるか、本を買って読んだ方が安く済む。
私も自力でやっているが、意外とわかってくるものだ。
自分1人で限界があれば、安価なセミナーに行ったり、
お手頃な教材で勉強するのもいいだろう。
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