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断捨離(だんしゃり)とは、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想である。

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。
  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
  • 離:物への執着から離れる。

<Wikipediaより>

 

以前からテレビや雑誌で話題の「断捨離(ダンシャリ)」

家にある不要なものを捨てて、スッキリした生活を送ろう!みたいな意味である。

これをテーマにお昼の情報番組では、散らかった家にタレントが掃除しに行くみたいな企画が多い。

あまり売れていない芸人の家が取り上げられた時は、テレビに映るし家も片付くし、本人にしたら「一石二鳥」だろう。

 

この「ダンシャリ」は今や、ビジネスの世界でもよく取り上げられている。

生活習慣のダンシャリとは少し意味合いが違ってくるが、これから起業を目指す人はしっかり身につけておくべきテーマと言える。

 

まずは「断(ダン)」、入ってくるいらないものを断つということだ。

起業家を目指す現役サラリーマンが、スパッと断っていただきたいものは、「お誘い」だ。

 

  • 行きたくもないゴルフのお誘い
  • 気をつかうだけの飲み会のお誘い
  • 人数合わせだけのコンパのお誘い

 

まずは、サラリーマンの鉄板「接待ゴルフ」のお誘い。

これをキッパリと断ろう。

せっかくの休みなのに、ゴルフ場で上司や先輩にペコペコしながら、「ナイスショット!」を連発。

自分のスコアが良くなりそうなら、少し手を抜いて、上司や先輩のスコアを超えないように微調整。

行き帰りは当然、マイカー or レンタカーで運転&送迎。

こんな「時間の無駄使い」はキッパリ断ろう。

ちなみにゴルフはお金もかかる。起業資金を貯めるためにも断るのだ。

ゴルフが大好きで仕方ないのなら、別に断らなくてもいいが、日本のサラリーマンは「仕事の付き合い」のためにゴルフをやっている人がほとんどだ。

自分に「接待ゴルファー」の自覚があるのなら、起業に向けての準備だと思ってキッパリ断ろう。

 

サラリーマンの鉄板その2「気疲れ飲み会」

これもキッパリと断わる。

たまに仕事が早く終わったと思ったら、おもむろに上司が、

「今日は仕事も早く片付いたし、飲みにでも行くか!!」

と言い出すのだ。これはいつも突然なのだ。

だが、もちろん答えは、

 

「いいっすね〜!行きましょう!!」

 

そういう日に限って彼氏や彼女と待ち合わせしていたり、奥さんや子供に早く帰ると言ってしまってたりするものだ。

即座にメールで謝罪。

「今日、取引先の人と会食が入って、、遅くなるから、ゴメン。。」

あなたの帰りを待っている立場であれば、機嫌が悪くなるのは目に見えている。

サラリーマンはつらいのだ。

もちろんこの飲み会は「上司の説教」もしくは「上司の武勇伝」を聞かされるだけなので、時間の無駄だ。

 

最後に社会人の鉄板「無駄に高い合わせコンパ」

合わせコンパというのは、もちろん「人数合わせ」という意味だ。

コンパは基本的に男性と女性を同じ数にしておく必要がある。

学生のコンパであれば、盛り上がればOKなので男女の数が揃わなくてもいいのだが、社会人になってからはそうもいかない。

なぜなら、社会人になってからコンパに来る男女は基本的に「結婚」を意識しまくっているからだ。

だから店もムダに高級。本気度合いがハンパではないのだ。

そんなコンパに「人数合わせ」で呼ばれることがある。

 

あなた:「コンパ?いや、オレ彼女いるんだけど。。」

友達 :「わかってるって!!座ってゆっくり酒飲んでくれてればいいからさー!」

あなた:「向こうは何人来るの?」

友達 :「3人!こっちも3人揃ってたんだけど、1人キャンセルになってさー、だからお願い!オレを助けると思って!」

あなた:「んーーーー、まぁ別にいいけど、、、」

 

こんな感じで誘われるのである。これは会社の人よりも友人に誘われる率が高い。

もちろん人数合わせで呼ばれたとしても、ムダに高い店を予約していることもあり、お金はワリカン。

まぁ友達の頼みだから仕方ないかと思って行くと、意外とカワイイ子がいたりして、その娘と話が弾んでしまい、ちょっと仲良くなってしまって、、、なんて事もあるので要注意だ。

キッパリと断るのだ。

 

サラリーマンは「断る」のが苦手だ。

断ると相手に悪いと思ってしまい、断れないのだ。

だが「相手に悪い」ということは「自分にも悪い」ということだ。

断って「相手」が悪くなるのなら、断らなかったら「自分」が悪くなっているのだ。

そんなに自己犠牲をする必要があるだろうか。

自分の時間は自分のものだ。相手に軽々しく与えてはいけない。

ましてや、これから起業してビジネスを始めようとしている人は、1日24時間でも足りないぐらいだ。

不要なものは全てスパッと断って、自分のことに時間を使うのだ。

 

次の記事では「捨(シャ)」について書こうと思う。