次は「捨(シャ)」、いらないものを捨てるのだ。
家にある不要品を捨てるのでさえ、なかなかできない人がいるが、起業家が捨てるのはそんなものではない。
スパッと捨てて頂きたいものは、「友達とプライド」だ。
- 用事がある時だけ連絡が来る友達
- 自分自身の安物プライド
他にも捨てるべきものはたくさんあるが、特にこの2点だけは絶対に捨てて欲しい。
まずは「用事ある時だけ友達」これを捨てるのだ。
普段、めったに連絡が来ない友人から電話が来ると、少し出るのをためらうのではないだろうか。
そういう時は無視すればいいのだが、気になって電話に出ると大抵こんな感じだ。
あなた:「、、、、、もしもし??」
友人 :「おーー!ひっさしぶり〜、元気してるぅ???」
あなた:「んー、ぼちぼちかな、急にどうしたん?」
友人 :「いやー、最近どうしてるかなと思ってさ!」
あなた:「あーーー、、、、、、、、そう??」
友人 :「ところで、さ!お前もいい年になったよなぁ??」
あなた:「急に何?、、それは、お互いさまだろ、、」
友人 :「だよなー!だからオレ、生命保険に入ったんだ!」
あなた:「生命保険?俺は不死身だ!とか言ってたお前が?」
友人 :「年取ると、何が起こるかわからんからな〜」
あなた:「ふーん」
友人 :「ところで、お前は入ってんの??生命保険?」
あなた:「、、、んー、まだ入ってない」
友人 :「なるほど!入ってないか!そうかそうか!(喜)」
あなた:「なんか嬉しそうだな、、、、??」
友人 :「実はオレさ、今、保険屋で働いててさ!お得なプランがあってさ〜、、、、」
あなた:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
こういう断りにくい電話をしてくる古い友人はいないだろうか。
この自分の都合だけで連絡をしてくる友達を捨てるのである。
電話帳には何百人ものメアドや電話番号が入っていると思うが、使っているのは10%〜20%ぐらいだろう。
ほとんどが「入ってるだけ」なのではないか。
何年も連絡を取ってない友人の番号は不要である。
思い切って「捨てる」のだ。
これが残っていると、さっきのような保険外交員(友人)から電話がかかってくるのだ。
そんなのを相手している時間は、こっちにはないのだ。
こちらが先に番号を消しておけば、着信があった時でもその友人の名前は出ない。
知らない電話番号が表示されるだけなので、無視するのが普通になる。
その後、何度かかってきても「知らない番号」は無視すると決めておけば、そのうち電話はかかって来なくなるのだ。
こうやって、友人を整理していこう。
次に捨てるものは「プライド」だ。
よく「男たるものプライドを持て!」と言われるが、今回捨てるのはその「男のプライド」ではない。
しょうもない「安物プライド」これを捨てるのだ。
これは男女問わず持ってる人が多いので、さっさと捨てることをオススメする。
[安物プライドの例]
- 知らない事を知ったかぶりするプライド
- 高級品で身を固め金持ちと思われたいプライド
- 早く結婚した方が勝ち!と思っている哀れなプライド
- 自分の学歴を自慢したがる残念なプライド
まだまだあるが、これぐらいにしておく。
これらのプライドを持っている人は、今すぐ捨てて頂きたい。
自分の知らない事を相手が知っていた時に、悔しくて素直に教えてくれと言えない人。
これは完全にプライドが邪魔している。
こういう人は仕事で成果が出ない。
自分の知らない事を部下や後輩が知っていた時にでも「お前よく知ってるな!ちょっと教えて!」と素直に言える人が仕事で成果を出すのである。
高級品に変にこだわって、自分がない人。
これも悲しいプライドだ。
自分が好きでもないのに、「ブランドだから」と服や靴や時計を高級品で固めまくって、ダサい人はいないだろうか。
もちろん本人がブランド好きで、それが似合っていれば言うことはないのだが、明らかに不自然な人がいるだろう。
その人はブランド品が好きなのでなくで、「ブランド品を身につけた自分自身」が好きなのだ。
要するに、ナルシストだ。金持ちアピールもほどほどに。
早く結婚したい!と思うのは、男性より女性の方が多い。
しかもなぜか「29才までに結婚したら勝ち!」と思っている女性が多い。
私はこれを勝手に「29のプライド」と呼んでいる。誰に対してのプライドかは、よくわからないが。
30才を過ぎると老化が始まるから、キレイなうちにお嫁に行きたいというのは建前。
40才を過ぎてもキレイな人は山ほどいる。
「29才までに結婚したら勝ち組、30才過ぎて独身は負け組」
そんな風潮に押されあせって結婚して、本当の幸せを見逃さないで欲しいものだ。
最後は「学歴プライド」だ。これは特に高学歴の人に多い。
初めて会社に入社すれば、その時が「社会人1年生」だ。
そこに差はないのだ。
だが、「オレは〇〇大学を出てるから、今期入社したメンバーの中では、オレがトップだ!」
と訳のわからない自信を持っている人がいる。
そういうヤツに限って、半年以内に辞めて行くのだ。
社会人になれば、学歴は関係ない。変な「学歴プライド」は捨て去るのだ。
自分が変なプライドを持っている自覚がある人は、すぐに捨てることをオススメする。
次の記事では「離(リ)」について書こうと思う。
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