「自分の目標数値や達成基準を低く言いがちな人は、サバを読むようにして下さい!」

以前行ったビジネスセミナーで、講師がこう言っていた。

「目標や数値を人に遠慮して言った所で意味はありません。相手が驚くぐらいの目標を言ってみて下さい。もちろん言うだけではダメですよ。言ったからにはやるという精神目標数値はサバを読んで下さい」

こんな締めくくりで、そのセミナーは終了した。

 

起業して人に会うと、ビジネスの内容よりもお金の話がどうしても出てくる。

「月に、どれぐらい行く感じですか??」

相手の興味はこの人が一体どれぐらい稼いでいるか、もうそれ一点だ。

同業者であれば商品やサービスの内容に食いついてくる場合もあるが、会って話をする人は異業種であることが多い。

「まぁー、ぼちぼちですわ」

関西人なら具体的な数字を言わず必殺の「ぼちぼちですわ」でお茶を濁す人も少なくない。

この場合は稼ぎが少なくて言いたくないぼちぼちもあれば、稼ぎすぎて相手に嫌味になるのでぼちぼちでゴマかす人もいる。

稼ぎすぎて遠慮してぼちぼちと言うならいいのだが、起業したばかりでこれから稼ごうとしている起業家はボチボチではいけない。

自分がはっきりとこれぐらいを目標にしていると胸を張って言えるぐらいでないと、先が思いやられる。

 

「とりあえず月収100万が目標だけど、バカにされたら嫌だから30万ぐらいって言っておくか。。。」

 

こんな感じではダメなのだ。

もちろん周囲に自分の目標を言いふらせと言っているのではない。

人と会ってビジネスの話をし、利益や経費の話になり、流れで目標数値の話になった時は、、という事である。

コンサルなどで自分の収入をアップしたいと思って相談している時などは、なおさら大きく目標を持つべきだろう。

もちろん言うだけではダメだ。

大きくサバを読んで、言ったからにはやる!という精神でビジネスを展開すればいい。

そこで目標値が小さければ、自分の意欲も小さくなる。

自分を追い込むという意味では大きく出た方がいい場合があるのだ。

 

起業した人の中には、サラリーマン時代の給料に我慢できなかった人もいるはずだ。

それなのに、起業して目標収入がサラリーマン時代と変わらなければ、不安定な起業家になる必要もなかったことになる。

日本人はどうしても「稼ぐ」という言葉をネガティブに捉える人が多い。

サラリーマンの月収をはるかに上回る収入の人に対しては、

「何かよからぬ事業をして稼いでいるのではないか??」

自分のビジネスでガッツリ儲けたいという人に対しては、

「お金、お金って本当にいやしい人だ」

こういう感じで思われる事が非常に多いのは事実だろう。

だが、そんな事は関係ない。

自分の起業に自信を持っているのであれば、相手にどう思われても関係ないだろう。

自信がない、ビジネスに臆病だという人はこういう本を読んでみるのもいいかも知れない。

私も読んでみたが、パワフルな言葉が次々に飛んできて、非常に読み応えがある。

▶︎▶︎ 臆病者のための科学的起業法

稼いで、稼いで、稼ぎまくって相手の腰を抜かしてやろうではないか。

そのためにも、目標は大きくサバを読んで、自分のビジネスにエンジン全開で行こうではないか。