カラーバス効果

心理学用語の1つで、意識していることほど関係する情報が自分のところに舞い込んでくるというものである。

 

赤、青、白、黄、むらさき、ピンク、緑、茶色、黒、、、

私は「白と青」が好きなので、服を買いに行っても靴を買いに行っても、まず白か青のものに目が行く。

いつの間にかクローゼットの中は、同じような色合いの服ばかりだ。

まさにこれが「カラーバス効果」である。

自分が頭の中で「白と青が好き」だと意識しているので、ショップに行っても自然とその色を探してしまうのだ。

 

これはビジネスの世界でも同じ。

例えば起業を意識している人は、本屋に行っても自然と起業についての本を探すだろう。

立ち読みなり、買って読むなりして起業についての情報を自分の中に取り入れる。

意識すると自分の行動も自然と情報収集する形になっていくのである。

何かを成功させたいと思うのであれば、ぼんやり1回や2回考えただけでは効果は薄い。

達成したい目標について意識をしつづけると、脳もその目標に対してアンテナを張り続けるので、生活の中でも目標達成のプラスになる情報を見つけられるようになるのである。

意識した事に関係する情報が勝手に舞い込んで来るような感覚になるのだが、実際は脳が無意識下でも絶えずサーチを繰り返している結果なのである。

これを踏まえて、まずは自分が達成したい事や実現したい事は、常に「成功のイメージ」を持ち続けることが重要だ。

 

「下手すると、失敗するんじゃないだろうか」

「自分のやってる事は、意味がないんじゃないだろうか」

 

こういう事を思い浮かべると、脳はそのイメージを実現しようと動き出してしまう。

頭で失敗のことばかりを考えていると、

「この人は失敗したいんだな」

と脳が認識してしまう。

そうなると自然と普段の行動や考え方が「失敗」に向かっていき、最終的に「失敗することに成功してしまう」のだ。

頭で考える事や意識する事は、人間の行動に繋がり実現してしまうのだ。

なので、これを逆手にとって、良いイメージ・成功のイメージばかりを考えるようにすれば、脳がそれを実現しようと動きだす

結果、「成功することに成功してしまう」のだ。

 

以前にも書いた「プラシーボ効果」も近いようなものだが、脳でイメージする事がどれほど強力な事かがわかるだろう。

それをうまく利用すれば、誰しも成功する以外に道はないのだ。

とにかく達成した自分、成功した自分を想像してみよう。

顔がニヤニヤして来たら、もう成功したも同然だ。

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