「習慣」になっている事というのは人それぞれ異なると思うが、大抵の人がやっている同じような習慣がある。

例えば、お風呂に入る事。

これは年齢、性別、社会的地位に関係なく、ほとんどの人がやっている習慣だろう。

太古の昔から湯につかって体を温める事が、人間にとって有効な事がわかっているからだ。

物心をついた時から、お風呂に入る習慣がほとんどの家庭に存在しているので、その行為に疑問を感じる人は少ないだろう。

歯を磨く習慣も同じだ。

昔から歯を大切にすることが、人間の健康に大きく関係している事が知られているからだ。

歯を磨く行動自体に、疑問を感じる人はほとんどいないと思う。

 

このように、「習慣」になっている動作や行動は、毎日自らが何の疑問も感じる事なく行っている。

この事が非常に大切な事なのだ。

例えば情報発信のブログ。

趣味でやっているブログであれば、気が向いた時だけ好きなように書けばいいのだが、ビジネスでブログをやっている起業家であれば、そういう訳にもいかない。

自分のブランド作りのためや集客のためのブログは、気が向いた時だけのお気軽更新では意味がない。

最低でも毎日1記事は更新し、それなりに読み応えのある内容を書かないと読者は付かないだろう。

「毎日1記事を書くぐらい、どうってことないでしょ」

以前にやっていたブログを始めた頃の私も、最初はそう思っていた。

勢いよく書き始めたのだが、1ヶ月ぐらい経つとネタに困るようになってきた。

「今日は、何を書こう…」

そうそう書くことも見つからず、同じような記事が続く日もあった。

そうすると徐々に、ブログの更新が面倒になってきたのだ。

今日も何か書かなければいけない、明日も何か書かなければいけない。

そういう負荷が掛かって、1日おき、3日おき、1週間おきになり、ついに更新が止まってしまった。

ブログを書く習慣が付く前に、やめてしまったのだ。

これでは何事も続かない。

今までやってなかった事を、歯を磨いたり風呂に入ったりするぐらい当たり前にするには、習慣化する必要があるのだ。

これから新たに習慣を作るのは、ある程度の継続努力が必須と言えるだろう。

 

何事も「産みの苦しみ」というものがある。

何かを始める時は、どうすれば軌道にのるか、時間を短縮できるかを探りながら行うのだが、その期間が最も苦しいと思う。

だがその期間を過ぎ、全体が把握できて軌道に乗れば、後は習慣になり非常にスムーズに進んでいくことができる。

その「習慣」になるまでは、とにかく継続あるのみだ。

1度はブログを挫折してしまった私だが、今では毎日更新するのが習慣となり、楽しくブログを書いている。