買い物をするとほとんど毎回
レシートを受け取る。

夜店のたこ焼き屋では
出ない事もあるが。

 

このレシート、
皆さんは受け取るだろうか。

 

家計簿をつけている人は、
受け取って持ち帰るだろう。

 

しかし一般の会社員
(特に男性)は、
レジ横の不要レシート入れに
見る事もなく捨てるか、

「結構です」と店員に言って
受け取らない人が多い。

私も会社員時代はそうだった。
レシートなんてもらっても、
ゴミになるだけだ。

お釣りを受け取ったら、
レシートを渡そうとしている
店員を尻目に店を出ていた。

しかし。しかしである。

独立してお金の管理や
確定申告の事を調べると、

 

レシートは絶対に
捨ててはいけない

 

と書いてある。

受け取り忘れたら、
店に戻ってでも
必ずゲットしろと
書いてある本もあった。

 

会社員であれば、
1年の収支は会社が算出し、
年末調整するので、
自分で何かをする必要はない。

しかし、個人事業主や
フリーランスの人は
自分で所得の計算する。

この時にレシートが
必要になるのだ。

 

レシートは買い物をした時に
受け取るものだ。
要するに「出金」の
証明書になるのだ。

当然、プライベートの
買い物分は除外するが、
事業の為に使ったお金は、
経費」という項目になる。

 

1年間仕事をした「売上」から、
この「経費」を差し引いた
残りが「利益」になる。

税金は利益に対して
金額が決まってくる。

売上が多く経費が少ないと、
利益が多く、税金は高くなる。
売上が多くても経費も多いと、
利益が少なく、税金は安くなる。

 

税金を安くする為には、
仕事の為に使ったお金を
どれだけ経費として
計上できるかにかかっている。

 

仕事の為にお金を使った証明書、
つまりレシートがないと、
経費が計上できないので、
必要になるのである。

 

仕事で使う道具や
事務用品だけでなく、
打合せで入った喫茶店代や、
電車・タクシーなどの交通費も
経費になる。

レシートを受け取るクセを
忘れないように。

 

ちなみにレシートが出ない場合、
出金伝票」というものが
文房具店に売っているので、
それに日付や金額、
項目を書いておけば
レシートの代用ができる。

 

ただし、出金伝票は
税務署の調査が入った時に、
出金の証拠を
提示する必要があるので、
捏造などしないように。